 耐候性について
塗膜を劣化させる主要因は太陽光に含まれる紫外線です。紫外線を浴びると塗膜の結合は徐々に弱くなり、チョーキング･割れ・浮き・剥離などの症状が発生します。一般的に耐候性とは紫外線に対する塗膜の劣化強度を指す場合が多いです。また、紫外線と雪・風雨・汚れ・熱などの紫外線以外の要因を併せたもの対する塗膜の劣化強度を耐候性という場合もあります。
外壁用・屋根用塗料にはフッ素系･シリコン系･ウレタン系・アクリル系と呼ばれる種別があります。各塗料の耐候性(劣化強度)はもちろんメーカーやグレードに左右されますが、塗料の種別だけで判断するとフッ素系が一番強く、シリコン系＞ウレタン系＞アクリル系の順番になります。そして、１年保証が基本の大型工事(公共工事やマンション)ではウレタン系やアクリル系が採用されることもありますが、長期間の品質継続が求められる戸建て住宅についてはシリコン系やフッ素系をお勧めします。
※塗料に詳しい方はご存知かと思いますが、最高峰の塗料は自動車塗装で使用されるウレタン塗料です。但し、こちらは成分や割合などが建築用のウレタン塗料とは異なる為、今回は触れません…
関西ペイントの代表的な外壁塗料のグラフ
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水色＝フッ素系塗料(ｱﾚｽｱｸｱｾﾗﾌｯｿ/フッ素系水性塗料最高ｸﾞﾚｰﾄﾞ)
グレー＝シリコン系塗料(ｱﾚｽｱｸｱｾﾗｼﾘｺﾝ/ｼﾘｺﾝ系水性塗料最高ｸﾞﾚｰﾄﾞ)
黄色＝ウレタン系塗料
オレンジ=アクリル系塗料
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塗装の目的
