遮熱性/遮熱塗料について
塗料には赤外線の反射率を高めた遮熱塗料というものがあります。紫外線を反射するので、日光による塗装面の温度上昇が押えられる塗料です。
屋根は外壁の3倍の太陽の影響を受けると言われております。屋根内には断熱材が入っている場合もありますが、それでも屋根は高温となる為、遮熱性が高い方が室内の温度への影響が少なくなります。もちろん屋根母材が受ける熱影響も通常塗料に比べると小さくなります。
外壁についても遮熱性が高い方が良いです。しかし近年建てられた戸建ての外壁に限って言えば、内部に断熱材が入っており、熱が室内に入ってくる主な原因は窓ガラスです。また、屋根と違い基本的に明るい色を選定される場合がほとんどであり、明るい色では遮熱塗料とそうでない塗料の紫外線反射率の比較を行うと、その差はほとんどありません。壁母材の影響についても、太陽の影響は屋根の3分の1と言われておりまので、遮熱塗料と普通の塗料とで、大きな効果の違いは期待できません。つまり、濃い色の外壁を除き、遮熱塗料を選択するメリットは低いです。(明るい色ではほとんど効果が感じられない)
屋根用塗料資料
遮熱塗料 お勧め度
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日射反射率
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おおよその色目
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○
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80%以上
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○
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70〜80%
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◎ オススメ
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60〜70%
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◎ オススメ
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50〜60%
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◎ オススメ
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40〜50%
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外壁用塗料資料
遮熱塗料 お勧め度
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日射反射率
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おおよその色目
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80%以上
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○
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70〜80%
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◎ オススメ
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60〜70%
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